PulmoVista 500を用いた肺モニタリング - PulmoVista 500を用いた肺モニタリング - PulmoVista 500を用いた肺モニタリング

PulmoVista 500を用いた肺モニタリング

お問合せ先

ドレーゲルの電気的インピーダンス・トモグラフィ(EIT)、PulmoVista 500は、肺機能を患者のベッドサイドで直接可視化し、肺の換気分布に関する局所的情報を継続的に提供します。 この機能により、集中治療室における新しい換気戦略が生まれます。 EIT装置を使用して、換気パラメータと治療方法を患者のニーズに合うよう個々に設定できるため、最終的により肺保護的な換気がもたらされます。 つまり、PulmoVista 500は人工呼吸器関連肺傷害の軽減をサポートします。

PulmoVista 500 基本情報

肺のライブレポートを受け取る - PerExrIVfhA動画を再生

肺のライブレポートを受け取る

VILIの兆候をリアルタイムで観察し、ARDSを回避できるとしたら? 適切な換気療法を見つける上で、PulmoVista 500がいかに役立つかを動画でご覧ください。

肺モニタリングについて150秒で学べます

Constantin JM et al., 2019


「機械式換気の個別化で、ARDS患者の死亡率が軽減されない理由は、21%の患者における誤分類かもしれません。 換気戦略と病状が合致していないと、死亡率が大幅に増加します」¹

Bellani G, Teggia-Droghi M, 2020


「ペンデルフト (pendelluft) 現象や非同調を観察するには、電気的インピーダンス・トモグラフィ、食道内圧、横隔膜筋電気活動など、最先端のモニタリング装置が必要です」²

Bellani G et al., 2016


「患者を腹臥位にすると、肺胞の過膨張と虚脱が大幅に削減され、リクルートメント可能な肺容量が増加します」³

PulmoVista 500は、人工呼吸治療に関連する様々な臨床現場をサポートします。 肺の局所換気分布に関するリアルタイム情報により、治療戦略の決定において信頼性があり、継続的に更新される情報を得ることができます。 包括的な情報から結論を導き出すのではなく、治療介入が、狙った部分に効果を生み出し、それに合わせて設定値が個々に調節されているどうかを、EIT装置を利用して迅速かつ継続的に評価できるようになりました。 PulmoVista 500は、人工呼吸治療のあらゆる段階における意思決定に役立ちます。

挿管サポート

PulmoVista 500は、気管挿管中のチューブの不適切な位置を認識および調整するのに役立ちます。 モニタ上では、チューブが深く挿入され過ぎたために、一方の肺しか換気されていないことがはっきりと確認できます。

患者の体位

PulmoVista 500は、患者の体位が換気に影響を与えているかどうかを評価するためにも欠かせないツールです。 例えば、患者の反応が腹臥位で良好である場合、肺の換気エリアが拡大されたことがEIT画像に示されます。 患者の体位変換が期待する効果をあげているか、継続すべきかどうかを決定するのに役立ちます。

気管支鏡検査と吸引手技

ユーザインサイト: PulmoVista 500を使用した気管支鏡検査

気管支鏡検査中、「肺の中を見る」と重要な情報が提供されます。 肺の中を見ることで、分泌物除去により肺の換気エリアが増加したのかを素早く認識できます。 さらに、吸引手技により引き起こされた虚脱をより良く評価し、換気量の回復プロセスを継続的にモニタリングすることができます。

胸部レントゲンおよびCTスキャンの削減の可能性

病院のプロトコルによりますが、胸部CTや胸部レントゲン撮影は治療プロセス中あらゆる場面で撮影されます。 しかし患者の病状が許されるのであれば、代わりにEIT画像を使用して、定期的な経過観察を実施することが可能です。 これにより、胸部レントゲン撮影やCTスキャンの数を減らし、患者の放射線への被曝を低減できる可能性があります。 さらに、これは集中治療中の重篤な患者の移動を低減することにつながるかもしれません。

PulmoVista 500の使用を開始する方法と臨床的応用に関する詳細を、ミニマニュアルでご覧ください。

メイン表示とフルスクリーン表示

EITテクノロジーを搭載したPulmoVista 500を用いることで、動的、局所的、非侵襲的な呼吸状態の観察を患者のベッドサイドで行うことができます。 断層画像には、胸郭内の一回換気量の分布がリアルタイムで示されます。 この画像には肺の換気されている領域と換気されていない領域、およびそれらの時間の経過に伴う変化が示されます。 

肺インピーダンスを評価するには、患者インターフェースが必要です。 患者インターフェースは、患者の胸部に装着する伸縮性のあるシリコーンベルトと16個の電極で構成されています。 リユーザブルベルトは、S~XXLサイズをご用意しています

PulmoVista 500は、1秒間に最大50枚を撮像し、換気の状態を動画のように映し出します。 換気の局所分布は、以下の色分けで明確に示されます: 黒 (換気なし)、濃いブルー (最小換気) 、白 (最大換気)。

Dräger PulmoVista® 500

Dräger PulmoVista® 500

換気を可視化
電気インピーダンス・トモグラフィ 【EIT】 の技術を日々の臨床診療にお役立てください。 PulmoVista®500を用いることで、肺内の局所的な換気分布を、非侵襲的に、リアルタイムに、ベッドサイドで可視化することができます。

EITモニタ PulmoVista 500 30400BZX00074000

製品の詳細

アセスメント動画:PulmoVista 500の「吸気終末トレンド」

PulmoVista 500: リクルートメントマニューバの効果の評価動画を再生

リクルートメントの可能性を観察

PulmoVista 500では、患者がリクルートメントマニューバに反応しているか、どの程度結果を生み出しているかを、より簡単に評価できるようになりました。 リクルートメント前とリクルートメント中のEIT画像の比較により、例えば、無気肺が存在していた背側部を開くことに成功したことが示されます。 タイダルイメージと差分画像の両方が、この解釈をサポートします。

PulmoVista の使用方法 - 第2部動画を再生

至適PEEP: 無気肺の予防

PEEPが増加すると、腹側部の肺領域で換気が減少する可能性があることが、差分画像により示されます。 これは、タイダルイメージに示されているように、PEEPレベルが高すぎたために肺胞が過膨張した可能性があることを示唆しています。 その結果、局所でのコンプライアンスが低下します。

PEEPトライアル中の潜在的過伸展による影響動画を再生

至適PEEP: 過膨張

PEEPが増加すると、腹側部の肺領域で換気が減少する可能性があることが、差分画像により示されます。 これは、タイダルイメージに示されているように、PEEPレベルが高すぎたために肺胞が過膨張した可能性があることを示唆しています。 その結果、局所でのコンプライアンスが低下します。

イメージ支援型肺保護チュートリアル動画を再生

EvitaVシリーズ呼吸器との接続

ドレーゲル EvitaVシリーズと実施するイメージ支援型肺保護換気設定の実際をご覧ください。

ユーザーの経験

PulmoVista 500の電気的インピーダンストモグラフィは、多くの世界トップクラスの集中治療室において、日々の臨床診療の一端を担うようになりました。 ユーザーがこの革新的テクノロジーを選択する理由と、その経験をご覧ください。 PulmoVista 500はどのような場面で使用しますか? この装置はどのような臨床現場で最も有効に機能しますか? EITが適している患者、肺の状態、合併症は何ですか? EITの利用は、大きな違いをうみますか? PulmoVista 500を毎日使用する人々のこれらの質問に対する回答を以下でご覧ください。

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教授 小谷 透 先生

昭和大学医学部集中治療医学講座

集中治療室(ICU)38床、ハイケアユニット(HCU)16床を有する昭和大学病院、集中治療科。集中治療専門医を中心とした専従医師チームと看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士など多職種チームによる治療を24時間体制で行っています。遠隔ICUシステムでこれらICUと地域基幹病院のICU25床も支援しています。

EITを臨床に取り入れ始めたきっかけを教えてください

2008年頃からEITのプロトタイプの評価に関わっていました。当時私はAPRVやリクルートメントの研究をしていました。当時の日本ではVV-ECMOも広まっていなかったので重症呼吸不全患者における人工呼吸器の役割は重大でした。すでに換気の不均一性の重要性には気づいていましたが、人工呼吸でどんな換気が行われているかを知るにはCTしかありませんでしたから、EITによる評価は大変魅力的で、研究結果からも臨床で使用できる革新的な技術の一つであることが実感できたので取り入れることにしました。  

従来からのモニタリング装置の情報(CT画像や、人工呼吸器・生体情報モニタ)に加えて、EITがもたらす情報は臨床診療にどのような影響を与えましたか

EIT開発前には私たちの手元にはGlobalな指標しかありませんでした。換気設定を調整するトライアルをしても、必ずしもこれらの評価指標に反映されるわけではありませんでした。重症ARDSでAPRVを用いて救命できた症例では、ARDSnetの推奨と大きく異なる設定となることがありました。その妥当性を説明することが難しかったのですが、EITで均一な換気分布が得られたと同時に、患者の状態が劇的に変化するのを経験し、何が起きたのか理解し、あらためて換気分布モニタリングの重要性に気づきました。ベッドサイドで何度でも肺局所の換気評価ができるので、EITは換気調整に最適なツールの一つです。この点が他の装置にない最大の長所です。

EITは人工呼吸療法に変革をもたらしましたか

私の経験の中では、多数の重症例でEITのメリットを感じました。数多くのEIT経験の中には、救命につながった症例もありました。換気分布の均一化が肺保護戦略の重要な要素であることや換気設定の個別化の必要性も実感できました。

今後、日本におけるEITの普及に期待することはなんですか

EITが正しく使われ解析されてVILIの回避に役立つことを願っています。臨床医は呼吸の評価に関してPaO2/FIO2への依存度が高すぎるように感じます。そして、他の生理学的変化には興味がないようです。ベッドサイドで収集できる情報が少なすぎるせいかもしれません。EITの情報は臨床現場での「なぜ」に回答を与える鍵になると期待しています。

ユーザインサイト: 意思決定を促すPulmoVista500 - St.Joseph's helthcare動画を再生

意思決定をサポートするPulmoVista 500

カナダの呼吸療法エキスパートがPulmoVista 500を選ぶ理由とは:

ユーザインサイト: PulmoVista500の使用 - St. Joseph’s Healthcare動画を再生

PulmoVista 500の使用 - St. Joseph’s Healthcare

「私たちはPulmoVista 500から直接、局所的な情報を取得します。 これは、患者に最善な結果をもたらすために、どのような処置が必要かを決定するのに役立ちます」と言うのは、呼吸療法士のThomas Piraino。EITを使った毎日の臨床ルーチンを詳しくご覧ください:

ユーザインサイト: PulmoVista500を使った教育 – St. Joseph’s Healthcare動画を再生

PulmoVista 500を使った教育

換気分布情報をリアルタイムで提供できるので、非常に優れたトレーニングと教育機会も提供されます。 カナダのチームがこれをどのように活用しているかをご覧ください:

PulmoVista 500 how to start using動画を再生

PulmoVista 500の使用開始方法

PulmoVista 500の装置点検から、患者インターフェイスの準備、患者装着までを実際のユーザーのデモンストレーションをご覧いただけます:

Serge J.H. Heines

Serge J.H. Heines

Ventilation Practitioner at the Intensive Care Unit at
Maastricht University Medical Centre+

Serge Heinesは、2013年から臨床現場でEITを使用しており、このテクノロジーをはじめ、その画像解釈、パラメータ、分析などにおいて多くの経験を積んできました。 以下の短いインタビューで詳細情報をご覧ください:

EITのような革新的テクノロジーを日々の診療に取り入れた主な理由は何ですか?

Serge Heines: 私たちの集中治療室には、合計27床のベッドがあり、モニタリングステーションにも予備が6床あります。 病床数が多いため、深刻な呼吸不全に陥っている患者を見ることも少なくありません。 各患者に適した換気設定を見つけることは、集中治療環境で働く際、今でも最も難しいことの一つです。 EITの使用は、肺損傷を回避するための適切なパラメータを見つけるのに役立つと、私たちは考えています。 さらに、EITを使用することで、人工呼吸器装着期間を短縮したり、治療アウトカムを改善したりすることができる可能性もあります。

現在、どのような患者さんがPulmoVista 500を使用していますか?

以前は、急性呼吸窮迫症候群 (ARDS) を患う患者さんや、肺炎や肺挫傷など片方の肺のみに問題のある患者さんにまずPulmoVista 500を使用していました。 また、肺の状態が不明である患者さんにも使用していました。 最近では、合併症の少ない患者さんや術後ケア中の患者さんにもEITを使い始めました。

以前から使用していたモニタリング装置に比べ、EITの使用からは、どのような知見が得られましたか?EITの使用は、治療戦略にどのように影響を与えましたか?

PulmoVista 500から提供される最も重要で興味深い情報は、肺内の呼吸毎の換気の局所分布情報です。 換気設定の変更効果も直接モニタリングできます。 EITを使用する前は、換気療法は人工呼吸器から直接、あるいは動脈血ガス分析から得る包括的情報に基づいていました。 現在は、期待する結果が達成されたか、人工呼吸器の設定により期待する効果が得られたかをしっかりと確認することができます。 例えば、成功したと思っていたリクルートメントが、実際には肺の特定領域に届いていなかったことがありました。 PEEPが高すぎたり、低すぎたりしたこともありました。 でも今では、これらの領域に関する明確な情報が得られます。

PulmoVista 500は換気療法に変化をもたらしましたか?

人工呼吸器の設定を変えた時は、必ずEITでチェックします。 もちろん時間が経たないとわかりませんが、治療のアウトカム向上、ケアの質の向上、治療期間の短縮、死亡率の低下につながるかもしれません。

同僚にEITの利点を、自分の言葉で説明する場合、何と説明しますか?

PulmoVista 500は、患者における換気と換気設定の効果を可視化します。 適切なPEEP設定を選択するときだけでなく、肺の過膨張を防ぐ上でも、非常に役立つツールです。 それに加えて、 PulmoVista 500はベッドサイドでの教育にも最適で、換気や肺における変化のメカニズムを説明するのにも役立ちます。

臨床ルーチンにおいてPulmoVistaとEITを数年にわたり使用している、海外の病院の一例です。

St. Thomas‘ Hospital, London

United Kingdom

Universal Hospital Maastricht

Netherlands

Garibaldi Hospital Catania, Sicily

Italy

A.O. Universitaria di Napoli, Seconda Università di Napoli, Neaples

Italy

Hospital Universitario del Henares, Madrid

Spain

St. Josephs Healthcare, Hamilton (Ontario)

Canada

Zhongda Hospital, Southeast University, Nanjing

China

Universitätsklinikum Knappschaftskrankenhaus, Bochum

Germany

よくある質問 -1-

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2022年7月5日に開催したEITウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者である昭和大学医学部 小谷 透先生・庄野 敦子先生 にお答えいただきました。

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データ収集や、学術的発表のためのアドバイス

換気分布を腹側から背側への4つのレイヤー(region of interest; ROI)に分けて分布変化を様々な換気設定で見ていただくのが、シンプルですが信頼性のある方法だと思います。しかし、現在のバージョンでは、使用できる数値は限られていますので、EITの数値データだけで判断するのには限界もあります。臨床データや他の判定法の指標なども加えていただくのも一案と思います。

研究やデータを集める際、データのとり方として注意する点

EIT測定に慣れるまでは、行った時の換気設定、人工呼吸器の測定データ(グラフィックも含む)、BGAデータ、血行動態データ、カテコラミンなどの使用状況、鎮静度、自発呼吸の有無、を記録するのが良いと思います。EITのファイル名は換気設定をそのまま使うと後々データを再現したり使い回すときにわかりやすいです。

EITの画像ばかりに注目せず、人工呼吸器の設定もしっかり記録することが大事です。どのパラメータをどのタイミングで収集するのかを記録することが重要です。

ペースメーカー(PM)など植え込みデバイスへの影響

電流を流すのでPMへの影響は懸念があり、取り扱い説明上も原則は使用しない方がよろしいです。

知らずにEITを使用したことがありますが、ペーシングをしていると画像の構築ができず、画像がうまくでてこないので、モニタリングができなくなります。

電極数の違いによる画像構築や臨床への影響は

現行の装置は32電極か16極の電極を持った装置です。画像の空間解像度は32×32のピクセルで成り立っているのでCTとは比べ物にならないほど低いです。16極が32極になった時に空間解像度がどうなるかですが、1ピクセルにある情報量は32極の方が多いかもしれませんが、視覚的にその違いが出るかといわれるとおそらくないと思います。

開発段階で聞いたところによると、もっと少ない電極数から増やしていくと、情報量が多くなり画像もきれいになります。極論、2極からでもインピーダンスは測定できますが、ある程度の数からは情報量が多くなりすぎて、処理能力、CPUの性能に大きな依存してくる。16極と32極ではそれほど大きな差はないので16極で十分だろうと聞いたことがある。

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2022年7月5日に開催したEITウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者である昭和大学医学部 小谷 透先生・庄野 敦子先生 にお答えいただきました。

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皮膚トラブルに対しての予防策、看護への活用

通常使用では特に心配ありません。しかし皮下脂肪の少ない人に長時間使用する際は発赤などを経験したことがあります。ベルトをきつく巻き付けるのも皮膚への負担となるでしょう。必要な時間、限定的に使うのが重要です。

しかし、ベルトを一度外してしまうと、また同じ場所につけなければ前のデータを比較して使うことができなくなるのが注意点です。測定中に外さなければならない状況になった場合は、マーキングなどをして似通った場所に巻く必要があり、そうすることで参考値として比較することができるかもしれません。

荷重がかかる場合は、電極の後が残ることがあります。きつく巻いても圧痕が残ることがあり、浮腫などが強い場合は注意が必要です。巻きっぱなしにしないことが重要です。

ベルトを巻くのは医師が実施するのか

ベルトの扱いに慣れていれば誰でも可能です。電極ベルトを損傷すると、修理や交換に時間とお金がかかりますのでくれぐれもご注意ください。

誰が巻いても問題ありません。巻く場所と位置ときつさ、フェイラーがないのかが重要なので、誰が巻いてもOKです。むしろ看護師、理学療法士が積極的に手伝ってくれています。

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2022年7月5日に開催したEITウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者である昭和大学医学部 小谷 透先生・庄野 敦子先生 にお答えいただきました。

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現行のEITの機能で至適PEEPを探す方法

Incrementa/decremental PEEP trialで反応を見ていただき、至適PEEPの判断をしていただくのがいいと思います。

小児への適応

私自身は小児の電極が発売する前の経験しかないのでなんとも言えませんが、文献としては小児症例は多数出ていますので成人同様使用できると考えています。

EITを開始する適応やプロトコルはあるか

似たような患者がいた場合(術後等)はできるだけ測定するようにすることが重要です。ある程度EITを測定する訓練が必要です。いきなり重症な特別な患者を選択せず、日常的に測定しやすい病態・患者で測定経験を積むことが重要です。

EITで評価した換気分布の改善と、グローバルパラメータの改善はどの程度期待できるのか

病態にはよるが、変化があると期待できる症例は多いです。逆に変化がないだろうと思っていた患者において、このような数値の変化がみられることもあります。興味を持ってEITを臨床現場で使っていただいて、また思い込みを捨てて、純粋に患者さんにおける人工呼吸器の設定がどのような変化を与えるかを見ることが大事です。

側弯症への適応

側弯症はモニタリングはできますが、換気が発生している場所がどこなのかはわかりますが、詳しい左右差がどうかなどは難しいかもしれません。モニタリングができないことはありませんが、胸郭が変形しているので電極の位置と、出てくる画像の位置が変わってくるので、変形が非常に強いと画像が出てきた時の解釈が難しいかもしれません。しかし、何かを変えたときに、その変化、効果を比較することには使用できると思いますし、変化の違いを見ることはできます。

ベルト装着&高PEEPは、胸郭外コンプライアンスへの影響は

もちろんベルトをきつく締め過ぎれば胸郭外コンプライアンスを増加させる要因になり得ますが、そのような巻き方はしないでください、というのが原則です。また、現代の人工呼吸では肺を無理やり広げることはしませんので問題ありません。PEEPだけでなく高い換気圧は潰れようとする力に対抗するだけのものです。もしも肺を無理やり開通させるイメージをお持ちであれば、この機会に考え方を再考していただければと思います。

背側への換気の移行と腹側過膨張の鑑別方法は、またPEEPトライアルの間隔

EITでは、過膨張を判定できません。あくまで複数のトライアルを比較した上で、過膨張であろう、と判定するだけです。換気されている場所とその程度を相対的に把握する装置である、ということを理解してください。PEEPレベルを変更した場合は安定するのに少なくとも5分はお待ちください。5分経過しても基線レベルが変動しているようであれば、安定するまで待ってください。

NPPVでも換気指標になるか

リハビリの患者、座位・立位でどのような変化があるのかは誰でも興味があると思います。ベルトも巻きやすいので導入しやすく、誰にでも実施できます。しかし自発呼吸の評価は調節呼吸のときより難しくなります。呼吸毎にバラバラなので、評価をするのに安定している調節呼吸を評価するのとは違うので少し注意が必要ですが、非挿管患者にも使用できます。

PEEPタイトレーションの方法

どこまで上げるかに関しては、事前にCTなどから得られている情報、無気肺の程度や体形の把握が重要です。肥満の患者は十分なPEEPをかける必要があります。また、循環動態の注意が必要です。循環が許さないような状況であればPEEPを上げすぎることはしないようにしています。研究などでプロトコルで決められている場合はそれに準じるようにしています。

ブラの存在も気を付けた方がよろしいです。X‐Pでブラがある場合は高圧をかけるのは注意が必要です。何か追加の検査をすることで、マイナスの事象が起きることは好ましくないので、事前に得られる情報は十分に検討するのが重要です。

庄野先生の講演内容:PEEPタイトレーションの解釈について

リクルートメントの効果を示したスライドの、PEEP12とPEEP20の画像比較に関する質問とお受けします。PEEP20はRMの最終到達地点としています。背側の換気はPEEP12より増えて(青)おり、圧を上げることによりRM効果ありと考えられます。EELIの十分な増加もそれを示唆するものと考えます。一方で、RMに必ず付随するものとして、もともと虚脱しておらず換気されている部位の、RMの過剰な圧による過膨張があります。これは多かれ少なかれ、腹側のオレンジ色として表示されることが多いです。ご指摘のとおりこの症例では、PEEP12の時の腹側にシフトした換気に比べ、PEEP20では過膨張により腹側の換気は減り、多少背側の換気が多い換気分布(ROIの各換気分布%の数値を参照)となっていますが、PEEP20の換気の評価としては、やや腹側が過膨張気味ではあるけれど、PEEP12と比較するとより均一となっていると考えます。

肺移植や、クラムシェル開胸などの経験

回答済ですが、肺移植の経験がなくお答えしなかったので改めてお答えします。肺移植後で測定可能かという点については、技術的には可能と思いますが、2つ問題があります。第一に、ドナー肺の形・大きさや移植するためのデザインによっては、従来の肺と異なる解剖になることが考えられますので、うまく測定できないかもしれません。第二の問題は、皮切部位と電極を巻く部位が競合すると測定できなくなります。心臓外科術後の場合は、胸骨縦割りですので、創部は問題なく、むしろ胸腔ドレーンがある場合に電極が巻けないことがあります。クラムシェル開胸は通常第4肋間と言われますが、EITの電極部位と近い場所になるので、難しい症例もあると考えられます。

EITを導入することで予後は変わりましたか?

心臓術後の患者でEITの術中も血圧が下がらない程度で補液とPEEPをしっかりかけて帰ってくるようにしたら、NPPV、NHFCなど酸素療法を使用する患者が劇的に減って離脱が早くなり、患者さんも快適な術後を過ごせています。まだしっかりとした結果が出ていませんが、明らかに心臓開胸術後の患者のPEEPレベルが変わって、酸素療法のデバイスを使用しないようになってきています。ARDSを中心に今までの治療経験の中で、EITがあったためにチャレンジャブルな症例に対して、うまく管理できたこともあります。一概には言えないが症例の個別化ができたことがアウトカムに影響があったと感じています。

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2022年7月5日に開催したEITウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者である昭和大学医学部 小谷 透先生・庄野 敦子先生 にお答えいただきました。

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成人と小児の人工呼吸器設定(SIMV使用)に対しての考え方

小児と成人で違いはあるでしょうが、基本的な考え方は同じです。人工呼吸離脱の基本はできるだけ早く、不要な人工呼吸は行わない、という2点です。SIMVが嫌われた理由は、抜管までに余分な時間がかかることと非同調の原因になることです。また多くの症例ではAssist/controlモードからいきなりCPAP/PSVに変更しても困らないことが多いです。もしも、うまくCPAP/PSVに変更できなければSIMVに進めばいいでしょうが、CPAP/PSVでいけるならその方が早く離脱できるのでお試しいただければと思います。

圧コントロール不良の患者に対しての人工呼吸器の設定

その病態生理学的原因を検討することが最も重要です。換気不能症例がありますので、設定できない場合はECMOも検討すべきでしょう。

重症呼吸不全患者への人工呼吸器設定について

換気モードはシンプルなVCVではなく、流量補償などのサポートが入っていたのではないでしょうか。患者の吸気努力があれば、PCVでもVCVでも大きな換気量になってしまうことがあります。そのような場合に大切なのは、実際に肺胞隔壁にどのくらいのストレスがかかっているか、つまり経肺圧の程度になります。COVIDが流行り始めたときにGattinoniらが2つのフェノタイプを提唱した理由でもあります。つまり、経肺圧が増していないなら、大きな一回換気量は問題になりません。むしろ、換気量制限のために筋弛緩を使ったり大量の鎮静薬を使用する方が管理が複雑になりトラブルを増やすことになります。ですから、患者のしたいようにできる換気設定を選択すれば問題ありません。極論すれば高いPEEPのCPAPで良い、ということになります。

よくある質問 -2-

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2022年11月14日に開催したEITウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者である大阪大学大学院医学系研究科  吉田 健史先生 と東京ベイ・浦安市川医療センター救急・集中治療科 則末 泰博先生にお答えいただきました。

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EITの使用頻度や時間について

EITは多くても1日に2人ほどの患者様に使用しています。PEEPを決定するためには、30分以内で終了することがほとんどです。基本的にEITを長時間使用する事はありません。

ベルト装着時の他職種との連携について

EITのベルト装着については医師2人でも装着することは可能です。看護師には「30分ほどEITで人工呼吸器設定の方針を決めます」と言ってから装着します。ベルトを長時間巻き続けるわけではないので、看護師の業務に支障はないようです。

ベルト装着時の注意点について

ベルト装着時に、ベルトが中心静脈カテーテル等に引っかかったり、引っ張られたりしないように注意が必要があります。

ベルト装着時の接触抵抗について

いくつかの電極のインピーダンスが高い場合には、ベッドサイドに常備してある10cc生食のプラスチックのバイアルからベルトと体の隙間に数滴の生食を注入することがあります。

医師以外の医療職のEIT使用について

医師以外でも評価をすることは可能です。PEEP titrationなど血圧の変動などが予想されるときは、医師が一緒にいることが望ましいと思います。

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2022年11月14日に開催したEITウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者である大阪大学大学院医学系研究科  吉田 健史先生 と東京ベイ・浦安市川医療センター救急・集中治療科 則末 泰博先生にお答えいただきました。

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Best compliance法によるPEEP titrationについて

Best complianceを目標に換気量だけみてPEEPを決定すると、しばらく時間が経つと換気量が低下してしまうことがあります。これはTidal recruitmentが起こっている領域が徐々に虚脱してしまう現象が起こっていると思われます。Decremental PEEP titrationの時に、1つのPEEPに対してしっかりと時間をおいてから次のPEEPに移る様にすることで、その現象の度合いが少なくなることを経験します。

EITと他のPEEP titrationについて

あくまでも個人の経験ですが、EITで決定したPEEPはPEEP/FiO2の対応表で決定したPEEPよりも低くなることをよく経験します。これは、リクルータビリティがない患者に対して、低酸素という理由だけで高いPEEPをかけなくて済むことが原因と考えています。他の方法との比較では、どちらが高くなるというような一定の傾向は感じられません。

リクルートメント手技の実施について

基本的にリクルートメント手技は行っていません。Decremental PEEPの一番高いPEEPの時に少なくとも1分以上待ち、EELIが上昇せずに安定するのを確認するようにしています。

EITを用いたPEEP設定によるアウトカムの改善について

アウトカムの改善については今後RCTによる証明を待つ必要があると思いますが、個人的な感覚としては、酸素化が悪いというだけで不必要に高いPEEPを使用せずに済む患者がいるため、その様な患者ではSBTを行えるようになるまでの期間は多少短い事があるように感じます。また、背側が虚脱しているために高いPEEPにすると、今度は腹側が過膨張になる患者はEITで簡単に認識できるため、背側と腹側の圧格差を少なくするために腹臥位を行うことに対して迷わずに済むことも大きなメリットだと感じています。その様な患者は実際に腹臥位が著効するため、EITが判断を助けることによって間接的に予後を良くしているかもしれません。

EITの胸腔ドレーン挿入中の患者様への使用について

胸腔ドレーンが挿入されている理由が気胸であれば、画像は大きく影響を受けますし、胸水や血胸が残存している場合や、皮下に空気がある場合でも画像は影響を受けますので、純粋に肺の評価を行うのは容易ではないかもしれません。

PEEP titration中の鎮静について

PEEP titration中には深鎮静か筋弛緩を必要とします。高いPEEP時にバッキングが起こることでBarotraumaの発生を防ぐためです。

EITの適応症例について

現時点での明確な臨床適応は分かっていません。臨床経験を増やして適応を考えていくことが望まれると思います。

正常肺の換気分布について

正常肺の場合はおそらく上下の換気分布が50%づつになると考えられます。

EITの今後の課題について

EITの解釈に経験が必要なことが課題だと思います。特に、患者が自発呼吸を温存している時のdelta Zのばらつき、空間分解能の低さから換気がないことが意味している事象を推定することに経験が必要です。

ポジショニングの評価について

EITでポジショニングの評価をすることは可能です。ウェビナーの中で発表いたしましたので、ぜひオンデマンド配信をご覧ください。

HFNCについて

EITでHFNCの流量等の評価をすることは可能です。機能的肺領域の増加を確認するなど、色々なことが分かると思います。

よくある質問 -3-

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2023年6月27日に開催したEITウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者である島根大学 二階 哲朗先生、自治医科大学 方山 真朱先生、佐賀大学 中川内 章先生にお答えいただきました。

ウェビナー情報はこちら

EITを使用する症例について

私たちの施設では肥満患者に対してよくEITを使用します。PEEP trialによる無気肺予防や呼吸器離脱時に使用することがあります。また過去経験した症例ですが、外傷などの肺挫傷患者でレントゲン上は問題がなくても酸素化が悪い時や、人工呼吸器から離脱が進まない時に使用します。また、無気肺予防のために行うポジショニングやリハビリの効果などを評価することにも使用できると考えます。セミナーで中川内先生が示していただいた左右のコンプライアンスが明らかに違う疾患の至適PEEPの設定にも有効だと考えます。

私たちの施設ではEITが複数あるわけではなく、ある程度マンパワーも必要としますので、いつもと何かが違う臨床の違和感がある時にEITを使用します。その際に予想と違う結果を目にすることもあります。私たちもEITの使用についてまだ模索している段階ですので、今後経験を増やしていきたいと考えています。

医師以外のEIT評価について

EITは医師以外、例えば看護師でも評価は可能だと考えます。ただし最初からはEITの評価をすることは難しいので、まずは医師からアドバイスを得ることが重要です。またEITのみで呼吸状態を判断せずに、フィジカルアセスメント、グラフィック、モニター、画像診断、酸素化などすべての指標と合わせて評価することが重要です。これはICUにおけるすべての疾患の管理に必要な概念ですので、そこはしっかりおさえ、ICUチームで相談し、情報を共有することが重要だと考えます。


pendelluftについて

pendelluftは肺ストレスの増加と、一回換気量の有意な変化を伴わない肺内ガスの再分配として定義されています。下記の文献で分かりやすく解説していますのでご参考ください。ROI別にインピーダンスの波形を表示することが認識するためのコツだと思います。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36556064/

自発呼吸と筋弛緩の使用の判断について

筋弛緩薬の使用については単一のパラメーターだけではなく、複合的に考えます。特に、強い吸気努力により循環動態や意識状態に影響を及ぼしている場合は、まず人工呼吸器の設定を変更したり、深鎮静で対応します。それでも対処が難しい場合には、筋弛緩薬の投与を検討します。

P0.1が高値の場合の判断について

 肺自体に問題がなく、多臓器障害やEITでpendelluftが起きていことが確認できればP0.1が高値でも許容できる場合もあると思います。

無気肺患者のリクルータビリティについて

背側肺は胸水や無気肺などの影響で全体の換気体積が少なくなることが多く、リクルータビリティの評価が困難なケースもあります。また、PEEPを上げるだけでは、通常リクルート効果は得られませんので、リクルート手技を行った後にリクルータビリティの評価をする必要があります。

PEEP titrationについて

PEEP設定について、高いPEEPから下げていく方法と、低いPEEPから上げていく方法があります。

・Decremental PEEP trial:下げていく方法 

・Best compliance method:上げていく方法 

臨床的にどちらも使用していますが、Decremental PEEP trialはリクルートメントの意味合いも含んでおり、Best compliance methodより早く酸素化の改善が得られる印象があります。 

EITを導入して変わったこと

今まではPEEP設定にはLowFlow PVループや、食道内圧測定などを状況に応じて使用していましたが、他の方法に比べてEITを用いてPEEPを決定した場合は酸素化が改善する割合が高い印象があります。また、EIT以外の方法でPEEPを決定した場合は、設定後にPEEPの再調整をすることが多いのですが、EITでは再調整をすることが少ないと感じでいます。

クリニカルエビデンス

電気インピーダンス・トモグラフィ (EIT) が、集中治療室における、より個別化された肺保護換気に深く貢献していることが数々の学術研究および事例研究により示されています。 ますます多くの呼吸専門医が世界中で、大きな効果をもたらす革新的なテクノロジーを使用し、その経験を、成長を続けるEITコミュニティで共有しています。

PulmoVistaを用いてアウトカムを改善

Dalla Corte F et al., 2020


“EIT enables dynamic bedside assessment of the physiologic effects of prone positioning and might support early recognition of ARDS patients more likely to benefit from prone positioning.” ⁴

Liu K et al., 2019


“PEEP values determined with EIT effectively improved oxygenation and lung mechanics.“ ⁵

Zhao Z et al., 2019


“… the EIT-guided PEEP titration may be associated with improved oxygenation, compliance, driving pressure, and weaning success rate.“ ⁶

Kotani T et al., 2016


PulmoVista 500 helps to reduce VILI. ⁷

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電気インピーダンス・トモグラフィ: ゴールドスタンダード(定石)となるか?

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Dräger PulmoVista® 500

換気を可視化
電気インピーダンス・トモグラフィ 【EIT】 の技術を日々の臨床診療にお役立てください。 PulmoVista®500を用いることで、肺内の局所的な換気分布を、非侵襲的に、リアルタイムに、ベッドサイドで可視化することができます。

EITモニタ PulmoVista 500 30400BZX00074000

製品の詳細

  1. Constantin JM et al.; Personalised mechanical ventilation tailored to lung morphology versus low positive end-expiratory pressure for patients with acute respiratory distress syndrome in France (the LIVE study): a multicentre, single-blind, randomised controlled trial; Lancet Respir Med. 2019 Oct;7(10):870-880.
  2. Bellani G., Teggia-Droghi M.; Assessment of VILI Risk During Spontaneous Breathing and Assisted Mechanical Ventilation. In: Vincent JL. (eds) Annual Update in Intensive Care and Emergency Medicine 2020. Annual Update in Intensive Care and Emergency Medicine. Springer, Cham
  3. Bellani et al., ‘Epidemiology, Patterns of Care, and Mortality for Patients With Acute Respiratory Distress Syndrome in Intensive Care Units in 50 Countries’, JAMA, vol. 315, Feb. 2016.
  4. Dalla Corte et al.; Dynamic bedside assessment of the physiologic effects of prone position in acute respiratory distress syndrome patients by electrical impedance tomography; Minerva Anestesiol. 2020; 10.23736/S0375-9393.20.14130-0
  5. Liu et al.; PEEP guided by electrical impedance tomography during one-lung ventilation in elderly patients undergoing thoracoscopic surgery; Ann Transl Med 2019;7(23):757
  6. Zhao et al.; Positive end expiratory pressure titration with electrical impedance tomography and pressure–volume curve in severe acute respiratory distress syndrome; Ann. Intensive Care (2019) 9:7
  7. Kotani et al., ‘Electrical impedance tomography-guided prone positioning in a patient with acute cor pulmonale associated with severe acute respiratory distress syndrome’, J. Anesth., vol. 30, Feb. 2016.
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EITに関する学術論文

発行物や研究発表された電気的インピーダンス・トモグラフィに関する最新ニュースは? 私たちは常時、数々の科学的情報源をモニタリングし、お客様にEIT研究の最新情報をお届けします。

文献リスト 2022年 (英語版)
文献リスト 2021年 (英語版)
文献リスト 2020年 (英語版)
文献リスト 2019年 (英語版)
文献リスト 2018年 (英語版)
EITの概要
Nurse checks on patient’s medical ventilator in ICU

人工呼吸器と肺モニタリング

挿管は可能な限り回避

機械式換気療法の個別化

集中治療室

人工呼吸治療の個別化

What is the status of respiratory support for patients with COVID-19 related ARDS?

Covid-19 ARDS患者への呼吸ケアサポート

ドレーゲルに連絡

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