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新生児換気と肺保護 - a-preemie-is-supplied-with-oxygen-16-6-D-6965-2019.jpg

まとめ

新生児の換気は、新生児集中治療室 (NICU) が提供するきわめて重要なケアの一つです。 しかし、早産児や新生児の換気は、経験豊かな医療スタッフにとっても大きなチャレンジです。呼吸不全は、依然として、新生児死亡の主な原因の1つです。 洗練された従来型人工呼吸器が導入されてもなお、適切に換気できない新生児がいます。 

新生児の肺は未熟で、呼吸システムもまだ確立されていません。新生児の呼吸管理は、この発達段階の肺や脳を損傷から保護し、優しい換気でサポートすることが重要です。ドレーゲルの換気戦略は、呼吸ケアパスウェイの開始から終了まで、肺と脳の損傷と呼吸仕事量を最小限に抑え、児が健やかに成長できるようにサポートすることです。

VG (換気量補償) 換気でアウトカムを改善

VG (換気量補償) は、洗練されたソフトウェアアルゴリズムを用いて一回換気量を測定し、肺の特性をモニタリングする換気モードで、 従圧式換気と従量式換気、両方のメリットを組み合わせて設計されています。 VGで換気を受けた赤ちゃんは、肺損傷や慢性疾患を発症することなく生存する確率が高いことが臨床的なエビデンスにおいて示されています。 このメリットは、NICUのコスト削減にもつながります。

新生児換気と肺保護 - VGがもたらす臨床アウトカム

新生児に対するHFOV (高頻度振動換気)

HFOVは、30年以上も臨床用途に使用されている換気モードです。 HFOVは、今や世界中の病院で、呼吸疾患の治療換気アプローチの第一選択肢として確立された手技となっています。 HFOVは、呼吸窮迫症候群、肺炎、胎便吸引症候群、新生児遷延性肺高血圧症、肺形成不全症などの治療に広く採用され、コンベンショナル換気よりも緩やかで、より優れた成果が出ています。

当社のウェビナーを視聴する: 早産児に対するHFOV

早産児に対するHFOVに関するウェビナー

Prof. Giovanni Ventoによる「早産児に対するHFOV」ウェビナーは、VGとHFOVを組み合わせる方法や、トラブルシューティング、リクルートメント戦略など、HFOVの臨床的応用について理解を深めるのに役立ちます。

当社のウェビナーを視聴する: 高頻度換気

HFOVの実践的な適用アプローチに関するウェビナー

このウェビナーでは、HFOV (高頻度振動換気) を集中的に取り上げます。 HFOVの利点を最大限に引き出し、副作用の発生リスクを最小限に抑えるための実践的なアプローチの基本について理解していただくことに重点をおいています。 さらに、肺保護と効率的な適用のための理論に基づいた背景情報を提供します。 Babylog VN500を使用したHFOVの適用アプローチの段階を追った手順の他、臨床における推奨事項、HFO治療の設定と最適化方法に関するガイドをご紹介します。

当社のウェビナーを視聴する: HFOにおけるチャレンジ

HFOでのチャレンジ

このウェビナーでは、高頻度換気(HFO)の説明と、HFO中の安全な換気を確保するための臨床現場での応用について説明しています。

推奨ダウンロード

HFOVの理論と実践
HFOVの理論と実践

この小冊子では、HFOVを集中的に取り上げます。 HFOVの利点を最大限に引き出し、副作用の発生リスクを最小限に抑えるための実践的なアプローチの基本について理解していただくことに重点をおいています。

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HFOVオプションシート
オプションシート: HFOV (高頻度振動換気)

Babylog VN500では、強力で一貫性に優れた高頻度振動換気だけでなく、換気量補償との組み合わせ (HFO-VG)、深呼吸機能との組み合わせ (HFO-Sigh) など、その他役立つツールがご利用いただけます。

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MMV (強制分時換気)

人工呼吸は、合併症や肺損傷リスク、ICU滞在期間を最小限に留めるために、可能な限り早くウィーニングを開始し、必要な期間のみ使用することが重要です。それには学術的な戦略と患児の正確な評価が、ウィーニングおよび抜管を成功させる重要な要素となります。MMVは、患児の自発呼吸の発達を促しながら、最小レベルの分時換気量を補償するモードです。強制換気から自発呼吸へのスムーズな移行をサポートし、強制MV過多や呼吸回数過多を強要されることがなく、患児自身の呼吸リズムを生み出すことが可能な換気モードです。

MMVに関するウェビナー

ウェビナー: Prof. Jane PillowによるMMVに関するウェビナー

当社のウェビナー「MMV」は、MMVの理論、臨床的応用と動作原理を知るのに役立ちます。

  • MMVの仕組みを理解する
  • MMVの理論的な利点とリスク
  • 新生児におけるMMVの臨床的応用
  • PC-MMVとVG動作原理

推奨ダウンロード

低出生体重児のための強制分時換気
低出生体重児のための強制分時換気

人工呼吸器管理の期間が長いほど、BPD発症のリスクは上がります。BPDやVILIを低減するための臨床的な介入と戦略、MMVの潜在的な利点をご紹介しています。

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MMV よくある質問

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2022年11月30日に開催したウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者であるJane Pillow教授にお答えいただきました。

MMVを具体的にどのような疾患の児に多く使用されますか?

MMV は幅広い疾患に使用することができます。強制換気から自発呼吸へのシームレスな移行を促進するために、児のウィーニングをトライしたいあらゆる場面で有効です。

リークの多い児にもMMV中はATCを使用していますか? ATCの設定は何%くらいが適切ですか?

ATCは、通常よりも細い気管チューブがもたらす抵抗に応じて追加(フロー)でその抵抗を補うものです。低出生体重児であれば、私は100%補正のATCから始めて、呼吸能と呼吸筋が増加してくれば、80%の補正にATCを設定しなおすことがあります。

MMVはNIPPV対象患者にも使用できますか? 低出生体重児の呼吸管理は、非挿管モードに移行しようとしています。何かアドバイスはありますか?

MMVは、リークが(多く)発生した場合、換気量を正確に測定したり、自発呼吸の有無を感知するのが難しいので、NIPPVモードとしては機能しないと思います。  しかし、すでに抜管され、自発呼吸がある程度確立している患者さんであれば、このような複雑な呼吸サポートは必要ないかと思います。

新生児ではチューブリークが多いことが多いと思いますが、MMVを行う際に注意することを教えてください。また、チューブリークが多い状況でもMMV管理は効果的に使用可能ですか?

Dräger社の人工呼吸器に搭載されたリーク補正機能は、ETチューブ中のリークが70%までであればよく機能します。しかしながら、69%以内にリーク維持できない場合は、MMVを継続するのは望ましくありません。MMVを中止する選択を考慮する必要があります。

呼吸ドライブがしっかりしている児は、MVが設定値より大きく上回り、約10秒のアプニアが出現しますが問題はありませんか? 例えば10秒以下のアプニアでも徐脈を起こすような無呼吸症候群の児には、使用しない方が良いでしょうか?

10秒間の無呼吸でも、肺への(PEEPによる)CPAPサポートは維持されます。ほとんどの児は、この間、酸素飽和度や心拍数が低下することはありません。MMVはこの10秒後に強制換気を行い、MVが設定されたMVより増加するまで強制換気を行い続けます。周期的な呼吸をする児には、1分ごとに十分な換気ができるように安全機能が組み込まれているので、MMVが使用できない理由はありません。

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2022年11月30日に開催したウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者であるJane Pillow教授にお答えいただきました。

自発呼吸が出始めた児の呼吸管理はどのモードで行われていますか?

これらの児(自発呼吸が出始めた児)には、A/C、SIMV+PS、MMVのいずれでも適応することが可能です。

先生のご施設では、A/C、SIMV+PS、MMVでは、どのモードが一番使用頻度が多いですか?

私はもう臨床現場からは離れて、研究室で早産の子羊の人工呼吸にMMVを使用しています。

A/CとSIMV+PSの使い分けはどのようにしていますか?

この選択(および MMV の選択)は、医師・看護スタッフの教育と、人工呼吸器を常にモニタリングし、状況に応じて設定を変更する能力が求められます。A/C+VGはほとんどの児(特に低出生体重児)にとって非常に有効です。SIMV+PSとMMVもとても効果的ですが、医療スタッフは、特にPSの適切な設定について理解を深め、児の状態変化に応じて設定変更を判断する必要があります 。

SIMV+PS+VGとSIPPV+VGの違いは何でしょうか?

SIPPV+VGは、A/C+VGと同じでです。このモードでは、設定されたVTを達成するために必要なPIPですべての呼吸をサポートします。ここでいう呼吸とは、設定された呼吸数に同期した強制換気と、設定された強制換気回数以外のトリガリングされた自発呼吸の両方を意味します。

SIMV+VG+PSの場合、2つのタイプの圧力でサポートされます。a)同期化された強制換気(SIMV)は、設定されたVTを行うために呼吸器が必要とするPIP(設定された圧力制限内)を使用して、設定された速度(立上り時間)で設定回数行われます b)さらに、設定された呼吸回数以上の自発呼吸は、PSによって行われます。これらの設定回数以上の自発呼吸のPIPは、PEEP+PSであり、PSは、これらの自発呼吸のための追加の圧サポートとして医師によって設定されます。このように、SIMV+VG+PSはVGによって換気量を補償した呼吸と、PSによってサポートされた自発呼吸の混合ですが、SIPPV+VG(すなわち、A/C+VG)は、全ての呼吸をVGによって換気量を補償するものです。

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2022年11月30日に開催したウェビナーの中で視聴者から寄せられた質問に対し、講演者であるJane Pillow教授にお答えいただきました。

HFOでの加湿コントロールが加湿過少になり難しいです。どのように対応されていますか?

低コンプライアンス/低容量の加湿チャンバーと、適切な回路を使用することを確認する必要があります。

PPSモードを新生児で使用されていますか? 使用されている場合、FAとVAの具体的な設定値はいくつくらいですか?

あいにく、私は新生児に PPS モードを使用した経験がありません。  私が使用している Dräger社の呼吸器に、このモードが搭載されていません。

呼吸管理中の看護師やRTの役割を教えてください。またチーム内で共有した方が良いトピックは何でしょうか?

看護師/RT(および臨床工学技士)は、あなたのチームの重要な一員です。児の換気量が過不足していることを認識する方法を共有し、可能な限りの設定を適切に変更できるように、あるいは状況が芳しくないときに医師に的確に報告することができるようにする必要があります。このことは、特にMMV中にPSが原因で起こるVT調節に重要です。

新生児呼吸管理でのグラフィックモニターの活用方法

新生児呼吸管理でのグラフィックモニターの活用方法

当社のウェビナーを視聴する:新生児用人工呼吸器Babylogでのグラフィックモニター

現行使用されている新生児用人工呼吸器は、昔と比べて大きなグラフィックモニターが搭載され、圧・フロー・ボリューム波形などが表示されています。これらの波形は、呼吸器本体や呼吸回路の状態について多くのこと伝え、さらには児の肺の状況や児と人工呼吸器とのコミュニケーションについても知らせてくれます。

  • 人工呼吸器のグラフィックモニターの共通の理解
  • テクノロジーによる児の呼吸管理の保護
  • 圧・フロー・ボリューム波形の理解
  • ETチューブでのリークマネージメント

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NICUアカデミー ウェビナー配信のお知らせ

新生児の呼吸特性や体温管理、換気モードなど、NICUで働くにあたり知っておきたい知識を学べる内容となっています。録画ウェビナーですので、いつでも好きなタイミングで視聴できます。お申込みは無料です。ぜひご覧ください。

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