Infinity® Acute Care System
継続的なモニタリング
ベッドサイドで有線のドッキングステーションを介して、Infinity M540 患者モニタをモニタリングネットワークに接続します。 M540 は搬送時にドッキングステーションから取り外すと、モニタリングネットワークにワイヤレスでデータを送信し、Infinity CentralStation(オプション)を使ってデータにアクセスすることができます。
モニタを移動させて新しい場所にドッキングすると、最大 96 時間のトレンドを含む過去のデータを取り込み、搬送中に収集したデータも移動先の Medical Cockpit に転送します。
病院全体を 1 つのプラットフォームでモニタリング
拡張性に優れた Infinity® M540 患者モニタは、1 台で入院から退院まですべてのケア過程を通して患者をフォローします。 必要に応じた、患者ケーブルを接続し、パラメータの測定を行います。 患者の状態が改善し、測定が不必要になった場合は、患者ケーブルを外すことでパラメータの測定を停止します。
システムの相互運用性
ドレーゲルの人工呼吸器を Infinity Acute Care System と接続することで、肺リクルートメントの観察、呼吸トレンドや治療に対する生理的反応の確認が行えます。 Medical Cockpit 上には、呼吸情報と血行動態データを並べて表示できます。
手術室においては、Infinity Acute Care Systemは、ネットワーク接続およびWeb ベースのアプリケーションに加え、リアルタイムのバイタルサインモニタリングと電子カルテ(EMR)へのアクセスを可能にして麻酔ワークステーションを補完します。
事前設定済み画面をカスタマイズ表示
Medical Cockpit の表示画面は、事前設定済み画面を最大 8 画面選択でき、更に 8 画面までカスタマイズして追加することができます。それによりワークフローを改善させます。 ケアユニットごとの患者の臨床ニーズに合わせて、アラームリミットおよびパラメータの設定を適応させることができます。 Cockpit の画面分割機能を使用して、リアルタイムの測定値を表示しながら、画面半分でネットワークまたは接続された装置からのトレンドおよびイベントデータを確認することが可能です。
意思決定をサポート
臨床における包括的な臨床情報を収集し、システムの分析ツールによって治療法および薬物療法の効果を評価します。 Medical Cockpit の優れた IT機能により、ドレーゲルの各種情報システムからデータを取得することができます。
Infinity Acute Care System の脈拍変動(PPV)測定ツールを用いることにより、ボリュームに対する輸液反応性を評価します。
HTML5 機能を搭載した Internet Explorer® 11 のWebブラウザとシステムの IT タブを使用して、分析用の入力項目を設定します。 画面分割機能により、リアルタイムのモニタリングデータと病院システムやイントラネットアプリケーションから収集した情報を同時に表示することができます。 Medical Cockpit の Citrix® 機能により、Webベースのアプリケーションを実行することもできます。
トレンド、イベントおよびアラームの保存
Infinity M540 は最大 72 時間、Medical Cockpit との併用で最大 96 時間のトレンドを表示します。 搬送中に収集されたトレンドやイベントデータは、数値およびグラフ形式で到着と同時に Cockpit 上ですぐに利用できます。
また、患者の治療履歴内の重要なインシデントを参照できます。 モニタリング中のすべてのパラメータのアラームを含む最大 150 件までのイベントを保存し、20 秒間の波形を表示します。
画像と動画
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Infinity® Acute Care System 患者モニタ
Infinity® Acute Care System は、臨床現場のワークフローを改善しま す。 マルチパラメータを表示できるモニタがネットワーク接続され た医療用ワークステーションと一体化しているため、リアルタイム でのバイタルサインの確認や、病院システムおよびデータ管理アプ リケーションへのアクセスが可能になり、治療を行う場所で包括的 な患者情報やパワフルな分析ツールを活用できるようになります。