Infinity® M540 モニターおよび M500 ドッキングステーション
全治療過程を 1 台のモニターで
どんな治療過程においても、患者様を継続してモニタリングできる患者モニタというニーズに応えるため、Infinity M540 は生まれました。Infinity M540 を Infinity ネットワークに接続すると、入床中、患者様を連続してモニタリングできるようになります。
Infinity M540 はスタンドアローンモニターとしてだけではなく、Infinity Acute Care System(IACS)の搬送用モニターとしてもご利用になれます。構成の変更などの必要はなく、患者様の容態変化を察知するために必要な臨床パラメーターをモニタリングします。
Infinity M540 は、ECG、SpO2、NiBP などのデータを必要とする麻酔後期回復室(PACU)や救急治療室に理想的なソリューションなのです。MPod® や MCable などのアクセサリーも充実しており、必要に応じてモニターの構成を変更することができます。例えば、Infinity® MCable Masimo SET® は Infinity M540 モニターを Masimo SET SpO2 センサーに接続すると、動脈血酸素飽和度(SpO2)、脈拍、潅流指数を非観血的に連続してモニタリングします。
M500 ドッキングステーションでプロフィール保存
M500 ドッキングステーション内蔵のメモリーチップは診療科ごと、患者ごと、または M540 独自の設定を保存します。例えば、集中治療室で ECG 波形の表示を緑に、また特定のアラームをオフに設定した場合、新しい Infinity M540 を M500 にドッキングした際に再び設定する必要はありません。
搬送時の音量調節
Infinity M540 の新しい搬送時音量調節機能*は、診療科ごとに音量を 50%~100% の範囲(10% 刻み)で調節できます。例えば、セントラルステーションを利用しない救急科(ED)では、セントラルステーションで継続的に患者を監視している ICU よりも、音量を大きく設定することができます。
*搬送時の音量調節機能は VG2.0.4 以降の製品に採用されています。
素早く安全な患者搬送
Infinity M540 は、患者様を素早く簡単に搬送する「Pick & Go」を採用しています。Infinity M540 は片手でロック解除でき、その際、自動で有線とワイヤレス*が切り替わるので、モニターやケーブルを交換する必要がありません。また、Infinity M540 は見やすいワイド画面なので、別の搬送モニターに交換する必要もありません。上下 180°反転しても、画面が自動で回転します。 またモニターは左側・右側のどちらの向きからでもドッキングでき、画面を見やすい向きに保つことができます。
必要なパラメーターのモニタリング、アラーム、イベント保存などの機能で、搬送時中も患者様の安全を確保します。Infinity M540 は患者データを Infinity ネットワークに転送します。 転送されたデータは Infinity CentralStation やリモート表示装置を使って閲覧できます。ベッドサイドでも搬送時もリアルタイムの連続モニタリングが可能です。
* Wifi ネットワークの設置が必要です
M500 のネットワーク機能
M500 ドッキングステーションは Infinity M540(VG2.1 ソフトウェア)を経由して Infinity CentralStation、Symphony、Gateway、Innovian Anesthesia と直接通信できるようになりました。
拡張性のある、病院全体のソリューションへ
Infinity M540 モニター 1 台で、通信データを常に接続したまま、入院中どこへでも患者様と共に移動できます。患者様の疾患レベルや場所に応じて、1 台の Infinity M540 が、スタンドアローンモニターとして、あるいは IACS の一部として機能します。
例えば、患者様がはじめに救急に入床した際、Infinity M540 モニターはスタンドアローンモニターとして患者様をモニタリングします。 その後、集中治療室では IACS の一部として動作します。 手術中はの IACS の一部として、最後に麻酔後期回復室(PACU)でスタンドアローンモードに戻ります。この間ケーブルの取り外しは不要で、シームレスなモニタリングが可能です。