
Dräger Polytron® 8900 UGLD
お問い合わせ先Dräger Polytron® 8900 UGLD
超音波式漏洩検知器
- センサ: 超音波式センサ
- 設置: 安全増防爆あるいは耐圧防爆
- インターフェース: 4〜20 mA、リレー、および HART ®
- 保護等級: IP65/66/67およびSIL2
- 特記事項: ディスプレイ、高圧ガス漏れ検知
超音波センサ方式 -ガス漏洩を早期に検知するシステム
プラントにおける高圧ガス配管、および容器のガス漏洩監視に一般的に使用されているガス検知システムは、ガスセンサ付近で発生するガス漏れのみしか検知することができません。 また風などの外的環境の影響により、一般的なガスセンサでは検知遅れが発生したり、ガス雲が検出されない場合があります。 Drägerの Polytron® 8900 UGLD であれば、このような外的環境の影響を受けずに、ガス漏洩直後に、速やかに高圧ガス関連の漏洩を検知することが可能です。 効率的な早期ガス漏洩検知により、不要なシャットダウンを回避するだけでなく、プラント総業に関連する時間とコストを削減することができます。
ガス検知システムの安全冗長化を実現
Dräger Polytron 8900 は、Polytron 8000 シリーズにおける最新の超音波式のガス検知です。 このシリーズの全てのガス検知器では、共通設計および共通のユーザインターフェースが採用されています。 共通のユーザインターフェースは、既存ユーザでのトレーニングやメンテナンスの負荷低減に寄与します。 Polytron 8900 UGLD は、その信頼性の高い早期ガス漏洩検知機能により、既存の火炎およびガス検知システムの冗長化を実現する最適な機器です。
明確な検知結果の表示
検知結果を明確に解析するために、Polytron 8900 UGLD のディスプレイ上に表示される測定値は、デシベル感度範囲において、0~100パーセントとして表示されます。 表示値の超音波レベルは即座に上位側に伝送されます。 また警報出力値は、バックグラウンドノイズレベルを考慮した特定のレベルに設定することが可能です。 さらに、最大30秒まで警報遅延時間をコントロールシステムに設定することができます。
騒音の激しいプラント環境でのガス漏れ検知が可能
プラントで発生する騒音のほとんどは、可聴スペクトル内の音域ですが、 10bar以上の高圧容器からのガス漏れでは、可聴スペクトルと非可聴スペクトルの両方で音が発生します。 Polytron 8900 は超音波領域の測定をするため、100 g/秒 のガス漏洩量を半径20メートルの範囲で容易に検知することができます。
堅牢な本体デザインと本質安全防爆構造型長寿命センサ
Polytron 8900 UGLD は、ガルバニック絶縁された本質安全防爆構造センサを搭載した耐圧防爆構造ガス検知器です。 超音波センサ部は、完全密封されたPVCC内部にあり、水や粉塵が混入することはないため、 外的要因から保護するカバーなど追加する必要がなく、信頼性の高い測定値を伝送することができます。 さらに、定期的な校正・調整も必要ありません。ただし市場における一部の超音波式ガス検知器とは異なり、専用の校正キットによって簡単に校正・調整することも可能です。 超音波センサの設計期待寿命においては、10年以上を想定しています。