




この選択的PIDガス測定器は、微量でも発がん性を有するベンゼンやブタジエンなどの揮発性有機化合物 (VOC) を頻繁にテストしたいユーザに最適です。これらのガスは、他のガスや蒸気と混在することが多いため、選択的な測定が必要となります。このガス測定器では、テスト時間の短縮とラボレベルの結果を実現します。
Dräger X-pid 9500は、準備の必要がなく短い起動時間ですぐに使用できます。「Analysis」モードでの選択的な測定は、数秒でおこなうことができます。ベンゼン測定は、ボタンを押すだけで開始でき、わずか30秒で完了します。その60秒後には、次のベンゼン測定が可能です。他の検知システムと比較して、Dräger X-pid 9500は、より短時間でより多くのモニタリングを実行できます。ベンゼンやブタジエンなどその他化合物の同時測定は、測定時間をさらに短縮します。

極端な気温差や高湿度など厳しい環境要因がある場合でも、測定結果への影響が最小限に抑えられます。センサユニットは、周囲の気温より高い温度を常に維持し、検知対象の化合物から水蒸気を分離します。これにより、厳しい環境状態でも信頼性の高い測定を可能にします。

防爆スマートフォンにインストールされたアプリ (出荷時に同梱) で、センサユニットのコントロールや測定データの処理を実施できます。大きなタッチスクリーンと使いやすいユーザーインターフェースにより簡単に操作できます。これにより、洗練されたテクノロジーを幅広いユーザーグループが使用できるようになります。事前の知識や特別なトレーニングは必要ありません。

「Seeker」モードは、事前テストおよび測定ポイント特定のための広帯域測定です。存在するすべての揮発性有機化合物 (VOC) の総濃度を、連続的に直接測定できます。「Seeker」モードは、単一のPIDガス測定器の使用法と同様です。
「Analysis」モードでは、特定の有毒化合物をモニタリングするための選択的な測定が可能です。事前定義されたターゲット化合物は、数秒で正確に測定できます。「Analysis」モードは、実験室で実施されるガスクロマトグラフィー分析に似ています。
測定に消耗品を使用しないため、運用コストを削減できます。測定ニーズが多い場合は、すぐに Dräger X-pid 9500の採算が取れるようになります。例えば、プレチューブが必要ないため、使用が簡単で、エラーも少なくなります。年間200件の測定がある場合、Dräger X-pid 9500は類似の測定システムと比較して、全般的により高い費用対効果を実現します。
「Analysis」モードの選択的な測定では、混在ガス内に含まれる個々の化合物を分離する技術が利用されます。これにより、トルエンやキシレンなどのその他のVOCが高濃度で含まれている場合でも、ベンゼンに特化した化合物測定を実施できます。ベンゼンの交差反応は最小限に抑えられます。これにより、検査結果の誤検出や誤警報が少なくなります。
作業場の大気中における毒性化合物の濃度は、許容濃度を超えてはなりません。ベンゼンやアクロレインなどの発がん性蒸気に対しては、低ppbからppmレベルの時間加重平均値の測定が必須です。Dräger X-pid 9500は、この濃度測定向けに最適化されているため、ベンゼンを50ppbから検出することができます。Dräger X-pid 9500+には、さらに低い検知下限界に対応する改善された校正モデルを搭載したバリエーションがあります (ベンゼンは7ppbから)。
ガス測定器は、ガスクロマトグラフィー (GC) と光イオン化検知 (PID) 技術を活用しています。これらの技術は、優れた分析パフォーマンスにより、ラボで幅広く活用され、高く評価されています。Dräger X-pid 9500は危険エリアに持ち込むことが可能なため、あらゆる製造現場でこれらの優れた技術を利用することができます。
テスト用ガスのイソブチレンとトルエンで、2分間の機能テストを実施すると、Dräger X-pid 9500は使用の準備が整います。テスト中、ユーザは表示されるガイダンスに従って各項目を操作します。校正は約4分間で完了します。
GasVision 8 ソフトウェアはWindowsベースのソフトウェアで、Dräger X-pidのデータロガーをプロ仕様で視覚化、評価できます。さらなる分析のために、Excelファイルで出力することも可能です。
ステーショナリーモードはAnalysisモードの延長機能です。ユーザーは、時系列のガス測定を作成することができます。これらの測定は、設定された時間間隔を使用して自動開始することも、または定義されたトリガー閾値によって開始することもできます。Seeker pidのガス測定値は自動で保存され、エクスポートすることも可能です。これにより、測定ポイントの継続モニタリングが可能になります。
