閉鎖空間作業 - ドレーゲル 閉鎖空間作業における安全と救助ソリューション

閉鎖空間作業の計画・監視・保護工程における安全性の確保

ドレーゲルは、閉鎖空間作業におけるソリューションとサポートを提供しています。 閉鎖空間作業のリスクアセスメント向けガイダンスは、閉鎖空間作業に必要な手順、許可、機器の準備に役立ちます。 閉鎖空間作業で正しい手順を踏むため、そして閉鎖空間からの救助を落ち着いて行うために必要な専門的なノウハウや実践的な閉鎖空間作業のトレーニングを、当社のエキスパートによって提供しています。 信頼できる閉鎖空間用ガス検知器や個人を保護するための閉鎖空間作業用装備などの、閉鎖空間用の監視機器製品によって、現場責任者や工場作業者に作業における自信と安全を提供しています。

閉鎖空間での救助

閉鎖空間での事故は、なぜ起こるのか?

閉鎖空間は、最も危険な職場のひとつであり、閉鎖空間作業には多くの課題がつきものです。 高度な安全予防策が講じられているにも関わらず、世界中で多くの事故が発生しています。その多くは窒息、有害物質への暴露、外傷などです。 そのため、閉鎖空間作業では安全が第一です。 事故の発生原因はひとつではありません。

閉鎖空間作業における主な事故原因

  • 危険表示やリスクアセスメントの欠如または不足
  • 不十分な危険への認知
  • 誤ったガス検知器の選定または、未選定
  • 不適切な個人保護具の使用
  • 閉鎖空間作業を課せられた作業者のトレーニング不足

閉鎖空間の識別

閉鎖空間を理解するためには、さまざまな特徴を知る必要があります。 ギャラリーをクリックし、一般的な危険源についてご確認ください。また、あまり知られていない危険についてもご確認ください。

ホールド
マンホール
タンク
シャフト
ピット
ダクト
サイロ
地下保管庫
パイプ

閉鎖空間での事故をどう防ぐか

閉鎖空間作業への準備が万全であるほど、リスクを低減することができます。 閉鎖空間作業を始める前に答えるべき重要な質問事項は、以下のようなものです。 

  • その作業にはどのような法的規制が適用されますか?
  • 有資格担当者と適切な機器は準備済みですか?
  • 関係者はそれぞれ自身の責任を理解していますか? 
  • 必要な作業手順書はありますか?
  • 作業員は、それぞれの業務に関してトレーニングを受けていますか? 
  • 個人用保護具の使用についてのトレーニングを受けていますか?
  • その作業に則した警報・救助計画がありますか? 
  • 推奨される措置は矛盾なく綿密に検討されていますか?

なかには、工場内に閉鎖空間があることに気dいない企業もあります。 この場合、危険が認識されていないため、リスクアセスメントも行われていません。 まず、情報収集とコンサルティングが必要です。 閉鎖空間を認識した後に行うのは、閉鎖空間作業トレーニングです。 事故を防ぎ、作業員の安全を守るために、適切なトレーニングが必須です。 トレーニングセッションでは、実際の作業シナリオをシミュレーションします。そして一例としては、サンプリング・事前測定の正しい実施方法や個人用保護具の使用方法などを確認し、その後閉鎖空間への出入りを練習します。

安全な閉鎖空間作業のための専門的ノウハウ

閉鎖空間作業 - CSEトレーナーインタビュー1:閉鎖空間とは何でしょうか?動画を再生
実際、閉鎖空間やコンテナとはどんなところなのか?
閉鎖空間作業 - CSEトレーナーインタビュー2:なぜ閉鎖空間やコンテナはそんなに危険なのでしょうか?動画を再生
閉鎖空間やコンテナが危険な理由とは?
閉鎖空間作業 - CSEトレーナーインタビュー3:危険な状況で頻繁に見られる間違った行為とは?動画を再生
危機的な状況でしてしまいがちな誤った対応とは?
閉鎖空間作業 - CSEトレーナーインタビュー4:閉鎖空間作業において見られる典型的なミスは?動画を再生
入槽作業 (CSE) で見られる典型的なミスとは?
閉鎖空間作業 - CSEトレーナーインタビュー5:優れた閉鎖空間トレーニングの特長は?動画を再生
優れた入槽作業 (CSE) トレーニングとは
リスクアセスメント

リスクアセスメント – 危険箇所・リスク・考えられる危険の管理

リスクと危険箇所の違いは何でしょうか? そして、閉鎖空間でのリスクアセスメントには何が必要なのでしょうか? 閉鎖空間作業での課題を検証する際には、リスク評価マトリックスが役立ちます。 現場に存在する有害物質の検知に必要な閉鎖空間機器を判断し、閉鎖空間における安全な作業システムをご検討ください。

閉鎖空間におけるリスクアセスメント
リスクアセスメント

閉鎖空間・タンク・コンテナに関連するリスクを理解し、克服することで、作業を安全に行うことができます。

リスク評価マトリックス
リスク評価マトリックス

マトリックスは、リスク評価に役立つツールです。 体系的な分類や、危険やリスクの評価が容易に行えます。 どのようなものか、例を示しています。

危険とリスク との違いとは?

職場における安全上の危険を考えるとき、「危険」と「リスク」の違いを明確にしておくことが大切です。 

「危険」は、人命や環境、そして工場の安全に影響するような、特定の作業環境における、すべての特徴や構成条件です。 閉鎖空間での作業がその一例です。 

「リスク」は、職場安全の専門家が考えるところの、特定の状況において危険が起こる可能性の評価であり、危険状態になる可能性を示します。

Hazardous-substances-may-cause-damages-3-2.jpg

損傷をもたらす可能性を有する有害物質

  • 爆発: 火花や高温、または物質の不安定な動きによって起こります。
  • 身体的損傷: 有毒なガス・蒸気・液体または発がん性物質が体に触れることによって起こります。
  • 長期的身体的損傷: 発がん性物質や配偶子に異常を与えるような有毒物質によって起こります。
  • 化学物質の無制御反応: 特定の触媒に触れることで起こります。
Typical-risks-for-workplace-health-and-safety-on-a-chemical-plant-3-2.jpg

職場の健康および安全に関わる代表的なリスク

  • 可燃性のガスや蒸気
  • 有毒な液体やガス: 塩素 (Cl2) やアンモニア (NH3)、塩酸 (HCl)
  • 有毒な有機物: 特にベンゼン、メタン、エチレン、ブタジエン
  • 粒子: 特に吸引可能な物
  • 付加的な危険やリスク: 特定の作業工程により発生するもの

閉鎖空間作業における「安全な作業システム」とは?

「安全な作業システム」の目標は、個々の作業プロセスのリスクを最小限に抑え、維持することです。 これには、閉鎖空間での作業において実践可能な方法や手順を明確化することなどが必要です。 安全な作業システムへ導く5つのステップ

ステップ1

業務の排除によるリスク回避

ステップ2

危険性の少ない、または損害を与えない作業工程への置き換え

ステップ3

作業工程における防止策 (機械的遮断機能、電源の切断、換気など) による、危険の分離

ステップ4

管理対策 (入槽前の有害・爆発性ガス測定、入槽オプションの評価など) の適用

ステップ5

個人用保護具 (自給式呼吸器、フィルター装置、化学防護服など) の使用

閉鎖空間作業の許可

入槽前に閉鎖空間における重要なファクトを入手しておきます。 「安全な作業システム」の重要ポイントとして、入槽許可を取得し、正しい防止策を講じます。 閉鎖空間作業に関わる法律や規制を確認しておきます。 また、安全で効率的な閉鎖空間作業 (CSE) を行うために、適切な文書や個人用保護具 (PPE) を事前に準備しておきます。

作業許可証のサンプル

作業許可証のサンプル

サンプリング・事前測定業務において最も大切なこととは何でしょうか? また、確認すべきファクトとは何でしょうか? 私たちのCSE作業許可証サンプルを、皆様の業務にお役立てください。

フォームをダウンロード

閉鎖空間におけるサンプリング・事前測定 - 専門家の仕事

危険の可能性がある作業環境においては、サンプリングや事前測定のような一般的な閉鎖空間安全対策が欠かせません。 閉鎖空間専用のガス検知器を用いて大気を計測し、有害物質の有無についてモニタリングする必要があります。 作業員の安全を守るためには、総合的な知識と実践的なスキルが必要です。

サンプリング・事前環境測定についてのFAQ
faq-clearance-measurement-2107-1-jp-9-11.jpg

よくある質問に対する回答をご覧ください。

デジタル化された事前ガス測定
デジタル化された事前ガス測定の通信

スマート・セーフティ・ソリューションにより、大切な時間を節約し、効率を上げ、閉鎖空間作業の安全性を向上させます。

ドレーゲルがサンプリング・事前測定を新たなレベルへ引き上げます

革新的なCSE用ガス検知器とソフトウェア・ソリューションとが互いにシームレスに繋がります。

Draeger X-am 8000

Dräger X-am® 8000

Draeger X-pid 9000/9500

Dräger X-pid 9000/9500

業界の作業員たちが認める携帯用/ポータブル ガス検知器 X-am 3500

ポータブル ガス検知器

閉鎖空間作業における安全性

PPE - 保護具の選定と使用

閉鎖空間で働くすべての作業員の安全のために、個人用保護具が必要です。 閉鎖空間内のさまざまな危険箇所では、どのような個人用保護具 (PPE) が必要でしょうか? メンテナンス作業時に、危険物への暴露から十分に身を守ってくれる装備や閉鎖空間作業用具は何でしょうか? また、適切なPPEはどう選べるのでしょうか?

PPE インフォグラフィック

閉鎖空間で安全に作業する: インフォグラフィック

閉鎖空間でのメンテナンスや検査作業に最適な防護具の選択方法をご説明します。

インフォグラフィックを見る

閉鎖空間での安全装置

ガイドをダウンロードして、選択に必要な情報を入手してください。

化学防護服の選択
ドレーゲル閉鎖空間用機器

化学防護服について知っておくべき10のポイントがあります。

タンクを補強
化学物質のタンク

タンク洗浄 - PPE選定のケーススタディ

ドレーゲルCSE向け呼吸用保護具

呼吸用保護具

有害物質を完全に管理することが難しい場所では、呼吸用保護具の使用が必須です。

ドレーゲル 防護服

防護服

危険物質の取り扱いには、しっかりとした身体保護が必要です。

ドレーゲル 防護服

エアラインシステム

圧縮空気供給ホースを使って外部から必要な呼吸用空気を供給できます。

閉鎖空間での救助 - 機器と情報とをプロに与える

閉鎖空間での安全性を確保するために閉鎖空間からの救助作業は、現場での経験に富み訓練をうけた専門家によって行われなければなりません。 閉鎖空間からの救助作業には、詳細で、確立した救助計画が必要です。 脱出や救助といった状況を成功に導くには、技術的な装備のみならず、組織的かつ個人的な対応も必要です。

救助方法マニュアル

救助方法の策定

専門的かつ実績のある救助方法を採用することで、どれほど潜在的な危険を減らすことができるかご覧ください。

ホワイトペーパーをダウンロード

閉鎖空間での救助

閉鎖空間での安全トレーニング

職場で安全に仕事をするためには、Drägerの確立された総合CSEトレーニングコースが最適です。

ドレーゲルに連絡

contact-us-jp-safety-16-9

ドレーゲルジャパン株式会社
セイフティー事業部

〒141-0021
東京都品川区上大崎2-13-17
目黒東急ビル 4F

03-6447-7171

03-6447-7170

東京サービスセンター

セイフティー事業部

〒135-0047
東京都江東区富岡 2-4-10

03-5245-2390

03-5245-2226